令和6年9月13日、令和6年度第1回目の「突撃!となりの昼ごはん」取材として、社会福祉法人九十九里ホーム様にお邪魔して参りました!
九十九里ホームは、1935年10月1日、英国人宣教師A.M.ヘンテ女史の浄財による基金により結核患者の保養所を開設され、現在では九十九里ホーム病院を中心に、老健・特養・養護老人ホームや障害者支援施設・認定こども園など16の施設と在宅サービスを運営する、この地域での医療福祉の中核を担っていらっしゃいます。
今回は、特別養護老人ホーム松丘園様にて理事長より当時の地域に必要とされていくなかで規模を広げていった出来事や取り組み等を伺ったのち、近隣の飯倉駅前特別養護老人ホームシオンにて昼食を頂きながら食事に対する思いをインタビューしました。
田園風景が広がるJR総武本線飯倉駅を降車し徒歩1分。駅前の広大な土地に九十九里ホーム病院をはじめとした法人の施設が並んでいます。海が近い匝瑳市にくると、日差しの強さもそれを感じさせます。
取材当日は、ちょうど敬老の日も間近に迫り、各施設の敬老祝いやボランティア様の催し場面にも立ち会うことが出来ました。
いただいた昼食も、敬老行事に因んだ祝い膳(お赤飯・清まし汁・天ぷら盛り合わせ・かれいの照り焼き・南瓜煮と紅白蒲鉾・花菊の練りきり・抹茶ゼリー)となっており、祝いの日に相応しい華やかなメニューでした。美味しいお米は普段から地元で仕入れた純度100%のコシヒカリを使用されています。
給食業務は法人の自前で対応しており、献立についても各施設の管理栄養士がそれぞれ利用者の特色に合わせて独自で対応されています。近隣にこれだけ多くの法人系列施設があり、それら施設の総喫食数を考えると、給食センターの設立・業務分担も検討されたそうですが、「提供している食事を召し上がっている皆様の反応が見たい」という栄養士の方々の強い希望もあり、各施設が手作りに拘りながら提供する現在の形を継続しているとのこと。鮮魚などを仕入れる地元業者も後継者問題から廃業されたりと、仕入れなど給食業務の維持に大変な面もありますが、井上理事長の「食事だけは三食手作りで家で食べる感覚を忘れない。これは創設から変わっていません。」という温かい言葉に法人の理念『一人ひとりに愛と希望を』が感じられました。
今回、取材にあたり丁寧にご対応いただきました井上理事長と職員の皆様方に、この場をお借りして改めて厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
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