1.タクロウ管理工業(水道使用量削減)
地下水膜ろ過処理システムを導入し公共上水道使用量の低減を図ることにより、トータルとしてのコスト削減につなげることを提案。
2.ジョンソンディバーシー株式会社(水道・洗剤・電気使用量削減)
施設での洗濯業務について、設備・使用方法・洗剤などの見直しを通してのコスト削減を提案。
・業務用洗濯機のほうが家庭用洗濯機よりも経済的である。
・粉末洗剤より液体洗剤を使ったほうが洗濯回数を減らすことができる。
3.日本テクノ株式会社(電気使用量削減)
電気設備の使い方を意識することで省エネ・コスト削減につなげることを提案。
・電気の使用状況を可視化(専用のモニターを設置)することで、スタッフに意識させることができる。
・可視化すること以外に、データを分析することで使用方法・契約内容などの最適化を提案できる。
1.コストダウン・システムを構築する。
2.分類 → 手法決定 → 効果測定方法 → アクション → 検証
3.過去の経験の蓄積、他法人の取り組みなどの情報収集
4.業者の見直しによるコストダウン
・ガソリン高騰・・・給油所の見直し
・業者の登録化・・・法人本部で業者を管理してスケールメリットを活かす
5.業務用製品への切替
6.業務省力化によるコストダウン
・記録管理システム導入・・・情報の共有・記録業務の省力化
7.機能見直しによるコストダウン
8.設備投資によるコストダウン
・FAX・・・サーバーに一度貯めて必要不必要の選別ができる
・監視盤(ESシステム)の導入
9.労働環境改善
・ノー残業デイ・・・ワークライフバランスの意識化
・タイムカードチェック・・・サービス残業適正化、ストレスマネジメント
→ 退職・休職に伴う労務コストを低減
10.人材育成によるコストダウン
・職員への意識づけ・ミドル・アップダウンのマネジメント
以下発表された各法人でのコストダウンの取組み
・日用品の購入方法見直し
地元業者ではなく量販店から購入したり、インターネットショッピングを利用する。
大量発注によるスケールメリットを活かす。
・契約内容の再確認
自動更新ではなく更新時に内容を見直したり定期的に業者そのものも見直す。
・事務機能集中
複数施設ある法人については事務機能を一箇所に集中することで効率化を図る。
・IT化
介護保険請求や日常のサービス記録などについてシステムを導入し、ペーパーレス化・業務 省力化につなげる。
・職員への意識付け
コピー用紙代、光熱費など経費に関する情報を職員に周知し、無駄を無くする意識付けを 行う。また、何故節約しなければならないかについて、理由を職員に十分理解させる。
・業務内容の見直し
紙おむつなどの使用状況を見直し、使用量の適正化を測る。
・人材育成体制の整備
研修の充実など人材育成の体制を整備することで退職者を抑制し、人材確保のコスト削減 も図れる。
・手数料業者負担
銀行振り込み手数料について、業者負担にしてもらえるよう交渉する。
研修報告者 千葉県経営協青年部会事務局 武村潤一