○14:00~16:00
・DVD上映
「Leader&Innovation賢者の選択2012年7月1日放送分ダイジェスト版」(20分程度)
・講演「介護事業のアジア戦略について」(60分程度)
・質疑応答
遠藤氏は株式会社で福祉事業を展開しており、どんな成功例を話してくれるのか、福祉事業のどんなノウハウを教えて頂けるのかと、興味を持って話を聞いていました。しかし、遠藤氏の熱い講演が始まり、すぐにほんわかした気持ちがぶっ飛びました。
「社会福祉法人は非課税である。うちは法人税を払って生き残ってきた。」「職員は利用者さんや家族からありがとうといつも感謝されて傲慢になってないか。調子に乗ってないか。」力強い口調で心に突き刺さりました。顧客満足度とは口では言っているけど実際の業務で本当に職員一人一人が考えているのだろうか、ルーティンワークをこなしているだけではないかと考えさせられました。
遠藤氏は顧客満足度を常に意識し、顧客満足度=サービス業であると言い切っておられました。福祉はサービス業なんだと改めて肝に銘じる事ができました。遠藤氏の会社では、常にサービスのクオリティーを高める事を追及し、自分達の足場を固めた後に初めて新しい事業に打って出る。そこには勿論、緻密なマーケティングもある。そのようにして世界にも挑戦しているのだと感じました。
質疑応答では研修参加者全員より質問や感想を書いたペーパーに遠藤氏が一枚一枚丁寧に回答して頂き、活発な意見交換の場になった。
最後に遠藤氏がお話になっていた「日本が世界に誇れるのはサービス(福祉サービスも含め)である。」という言葉に励まされたと同時に、社会福祉法人が生き残る為に、民間とは違った地域に密着したより利用者さんの目線にあったサービスを追及し、精進するべきだと思いました。
以 上
社会福祉法人 大成会 不二学園
東 浩史