研修報告

第19回社会福祉法人経営青年会全国大会【20周年記念大会】
~温故知新 踏みだそう、さきがけの組織としての1歩を!~

【主催】
全国社会福祉歩図院経営者協議会
全国社会福祉法人経営青年会
【日時】
平成27年11月19日~20日
【会場】
ホテルメトロポリタン盛岡 NEW WING

 11月19日、20日に岩手県盛岡市の会場に於いて「第19回 社会福祉法人経営青年会全国大会」が開催された。
 今回は、社会福祉法人経営青年会20周年記念大会としての開催であり、各県の役員の皆様や歴代の役員の方々も参加される、普段より更に気の引き締まる大会であった。

【1日目】

 始めに基調報告として、全国社会福祉法人経営青年会 廣江会長より、社会福祉法人経営をめぐる情勢と全国社会福祉法人経営青年会の取り組みについてのお話があった。
現在の社会福祉法人経営について考えさせられる内容であり、社会福祉法人の在るべき姿、私達、青年経営者に求められる姿勢についてのお話しであった。
 続いて、行政報告として、厚生労働省 社会・援護局福祉基盤化 前田課長補佐より、社会福祉法人改革についてのお話しがあった。
表題の通り、これからの社会福祉法人が、現代社会に求められ、地域に即した姿となる為のお話があり、大変参考となった。
 次に、記念講演として、今年の箱根駅伝優勝校である、青山学院大学 陸上競技部監督 原様よりお話をいただいた。
 青山学院が箱根駅伝圏外校から優勝まで、組織改革、人間育成されていく内容であり、人をやる気にさせ、成長させるためのマネジメント手法についてのお話であった。
学生を職員、部活を法人と置き換える事で、日常業務にも即活かせる内容もあり、大変貴重な成功体験を伺った。
 初日の最後には、社会福祉法人制度見直しとこれからの法人経営について、神奈川県立保健福祉大学 保険福祉学部 河教授より、ご講義を頂いた。

 初日の研修の後には、懇親会も準備されており、各県青年部会の皆様と交流を深める事が出来た。事業内容の違いや、活動している県の違いはあるが、悩みや、目指すものは一緒であると認識でき、心強く感じた。

【2日目】

 全国社会福祉法人経営青年会の活動について、「総務広報部会」「研修企画部会」「社会福祉法人経営検討委員会」「地域活動実践委員会」の各委員長より、取り組まれている活動の報告があった。
 講演では、元岩沼市長であり、現在は東北福祉大学客員教授の 井口様よりお話を頂いた。震災から現在までの復興の様子や、事前に取り組まれていた災害対策のお話をいただいた。
 研修会の最後は全国社会福祉法人経営青年会のあゆみとこれからとしてシンポジウムがあり、全国社会福祉法人経営青年会の初代会長、2代目会長、3代目会長、4代目(前)会長をシンポジストとして、コーディネーターに現会長として開催された。

 2日間に渡る研修会であったが、大変充実した内容であり、あっという間に閉会式となってしまった。
 社会福祉法人経営青年会の力強さを感じ、これからの社会福祉法人がどうあるべきか、私達個人が今何をできるか、再認識する事のできる機会であった。
 最後になりますが、全国社会福祉法人経営青年会役員の皆様、開催県であります岩手県青年会役員の皆様、開催に当たるご準備等、本当にありがとうございました。
 また、千葉県から参加された青年会の皆様、大変お疲れ様でした。

社会福祉法人 創誠会
渡邊 尚太