千葉県社会福祉法人経営者協議会 青年部会

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千葉県社会福祉法人経営者協議会 青年部会
~平成28年度 青年部会熊本地震復興支援活動に参加して~

日程  :平成28年6月14日~15日
活動場所:14日 熊本市災害ボランティアセンター東区サテライト
     15日 益城町災害ボランティアセンター
参加者 :千葉県社会福祉法人経営者協議会青年部会 18名

 平成28年4月14日の熊本地震から2ヶ月が経過した6月14日から2日間の日程で、千葉県社会福祉法人経営者協議会青年部会の仲間で復興支援に参加して参りましたので報告をさせていただきます。
 住宅被害は7万棟を超え、現在でも避難所は250ヶ所、1万人超の方が未だに避難所生活を余儀なくされている中、現地のボランティアセンターと密な連絡を行ない、支援に参加して参りました。
 現地到着、そのまま1日目の活動拠点となる「熊本市災害ボランティアセンター東区サテライト」へ直行しましたが、その車内から見る風景に一同、言葉もありませんせした。亀裂が入り隆起した地面、全半壊した家屋や仮設住宅を目の当たりにし、報道では分からない被害の大きさを感じることができました。

【熊本市災害ボランティアセンター東区サテライトでの活動】

 ボランティアセンターに到着すると、まずはセンターの担当者の方々から本日の支援内容の説明を受け、5班に分かれ支援を行ないました。地域の特性からか、高齢独居世帯に多く訪問し時間一杯まで、倒壊した家屋内外の片付けを行ないました。センターからの事前説明の中で、被災者と沢山話をして欲しいとの要望もありましたので、被害の状況から現在どのようにお過ごしになっているか等のお話を沢山お伺いすることができました。高齢独居世帯となると、やはり施設に避難されている方がほとんどで、社会福祉法人の運営する施設の役割の大きさや現地施設の底力を知る事となりました。また、私達も社会福祉法人の職員である事を伝えると、大変感謝をされ、困っている方達への支援を「これからも続けてほしい」とお願いをされました。自宅を取り壊す程の被害に遭われておられましたが、気丈に振る舞われている姿に涙する場面もありました。
 センターに戻り、私共も万が一の事態に備え、ボランティアセンターでの連絡調整や必要物品等のご指導をいただきました。

【熊本市内の状況】

 ボランティア活動の後、少ない時間でしたが許す限り、市内の被災状況の確認を行ないました。
 倒壊した家屋、地割れしている箇所等を視察していくその中で、被害の大きさが報道にもあります築城400年を超え日本3名城にも数えられる熊本城にも訪問してきました。
 石垣、櫓、天守閣等に甚大な被害を受けてしまっており、城の公開は中止、閉鎖されており、復旧の目処は未だに立っていないとの事でしたが、崩れた石垣1つ1つに番号を振り、復旧へ向けての強い気持ちを感じました。ここでもやはり「人」の手での作業でした。

【益城町災害ボランティアセンターでの活動】

 2日目は熊本地震で一番被害が大きいとされる「益城町災害ボランティアセンター」での活動でした。8:30からの受付開始でしたが、到着すると既に受付を済まされている方もいらっしゃり、センターの設置場所からも益城町の被害の大きさを窺い知る事ができました。
 受付を済ませ、事前説明後に活動マッチングとなりますが、事前説明の中でも地元社会福祉協議会の方から、「被害は大きい、一部は空襲に遭ったようになっている」とのお話もあったように、支援の依頼内容は多岐に渡っておりました。
 「活動マッチング」とは、センターから読み上げられた依頼内容に対し、挙手し指名されるという工程ですが、驚かされたのはボランティアの方々が老若男女、団体、個人と幅広く参加されており、活動内容問わず進んで挙手をし、「今、初めて会った人」と被災現場に向かわれる姿でした。また、そこでは介護士や保育士等のいくつかの専門職も特別に募集されていました。私達も早々に「瓦礫撤去」作業に指名されました。2tトラック2杯分の瓦礫撤去作業でしたが、要望主は2回目の依頼であったようで、1回目は1ヶ月前に「崩れたブロック塀を一箇所にまとめる」事まで出来ており、今回はそれを「トラックに載せ災害ゴミ集積場まで運搬し降ろす」という内容のご依頼でした。現地に到着するまでの道中でも被災状況を確認する事ができましたが、一言で「凄まじい」状況で手がつけられない所がほとんどのように感じました。現地に到着すると撤去する瓦礫の量に唖然としながらも、何とか時間一杯掛かりましたが、トラック2杯分の瓦礫撤去と途中であった被災家庭の災害ゴミ撤去も併せて行なう事ができました。
 また、集積場はマスクをしていないと息が出来ない程に埃が舞っており、集められ壊されていく家具や瓦礫、数えきれない程の家電製品があり、被害の大きさや根深さを実感しました。

まとめ

 防災の基本は「自助」であると言われておりますが、その為には事前に備えておく事が大変重要であると感じました。自分を守り、そして家族や友人、地域を助けに行く「共助」の姿勢となり強い地域となる事、また被害をどの程度まで減らす事が出来るか、どのような事前後の対応が行えるか、自分達ボランティアはどのようにその活動に参加できるか等の「公助」の在り方のバランスが非常に重要であると感じました。
 万が一の際、私達社会福祉法人で働く「人」が地域でどのような立ち位置で存在していくのか、どのような活動を行なっていくのか、また、有事の際にはこのような動きが出来るのか等を、今回の研修の内容を含み、事前に地域や関係機関と念入りに協議をしておかなければならないと痛感した研修でした。
 また、やはり最後には「人」です。今回の支援については今後も継続していく事が必要であり、今とても求められている事であると感じました。私達は、困った時にはお互い様の精神で今後も出来る活動を継続していきます。

最後に

 個人的には「こうしておけばよかった」と思う反省が残りますが、回を重ねる度に強くなる千葉県のチームワークとパワーに、沢山の学びと仕事への活力をいただきました。
 参加された千葉県の皆さま、2日間、本当にお疲れ様でした。
 最後になりますが、この度の熊本県を中心とした地震によりお亡くなりになられた方へのご冥福をお祈りいたしますとともに、被害に遭われた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
 被災地の1日も早い復旧と復興を心よりお祈り申し上げます。

社会福祉法人創誠会
渡邊 尚太

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